その要因はやはり「水不足」にあると言います。
田んぼにはため池の水を使っていますが、8月上旬からは十分な水量を確保できなかったそうです。

【高岡一雄さん】
「稲に十分な水を“飲ませられなかった”というところにあるのではないですかね。水さえあれば、これだけ高温が続いても何とか…。水が続いていればそれなりに」

例年高岡さんは80tほどの酒米を出荷していますが、今年は1~2割ほど減る見込みです。

さらに、今後収穫を迎える『コシヒカリ』についても不安が募ります。

【高岡一雄さん】
「普通は一等で通るコメが、今年は二等が多いのではないか…。今年の品質は間違いなく落ちると思う」

新潟県農林水産部によりますと、県内のコシヒカリの収穫は例年より7日ほど早い9月5日ごろから始まるとみられています。

新潟県では成熟期を迎えた『こしいぶき』についても、品質の低下を避けるために速やかな収穫を呼び掛けています。