吉川さん、まずは750メートルを順調に泳ぎ切りました。次の種目はバイク。滑川の美しい風景を駆け抜けます。この日は、30度を超える真夏日、選手たちは苦しそうです。


娘・晴陽ちゃん「父ちゃん遊ぼうよ~」
妻の夕香さんと長女の晴陽ちゃんも応援に駆け付けました。

吉川さんがトライアスロンへの挑戦を通して伝えたいことは。
吉川和博さん:「トライアスロンを始めようと思ったときに1度もやったことなかったんだけど、いっぱいきっと失敗もするけど、その失敗したことが誰かの役にきっと立つんじゃないかと思って」

妻・夕香さん「彼がきっと足を切断していなかったら、どういう選択していたか分からないけど、でも切断をしたことによって何かを諦めているわけじゃなくて、だから余計にチャレンジしていることもきっと多いだろうから。切断という岐路がすごくいい影響として活きているのがうらやましいし、いいこと」
吉川和博さん:「やりたいことありすぎて人生が足りない。まじで時間が足りない」
全てを出し切りゴール。完走者76人中55位という結果を残しました。

吉川和博さん:「娘が待っていてくれたので、超うれしかったです。元気がでました。健常者・障がい者って分けるんじゃなくて、トライアスロンって懐の広いスポーツだなと思うので、自然で分け隔てなく競い合えたのが、すごい気持ちよかったし、これからもそういう舞台に立てるように自分自身が強くないと立てないのでトレーニング重ねてどんどんこういうステージに立てるようになれたらと思います」
理想の義足ユーザーを目指して…。挑戦は続きます。