中学生が日頃考えている思いや訴えたいことを発表する「少年の主張岡山県大会」が開かれました。人生や仲間、世の中について今、中学生が感じていることとは。

(長尾瑞希さん)「将来、過去を振り返るときがあると思います。そのときに自分の人生は自分で選択し、努力し切り開いたと胸を張って生きていける人になっていたいです」
生まれた環境がどんなものであっても、自分自身の力で最高の人生を歩みたいと話します。

青少年の健全育成を目的に毎年開催されている大会。

45回目を迎える今年は5255人の作文から事前審査で選ばれた14人が、人間関係や部活動についてなど様々なテーマで発表を行いました。


(中学生)「私は耳が聞こえません。困っていることはない?一緒にやろう。困ることもあるけれど、私の耳にはいつも誰かの優しい声が届いています。私はきょうもたくさんの音を聞きたくさんの人の話を聞くことができています。そして私も困っている人を見かけたときには自分から声をかけられる人でありたいです」
最優秀賞を受賞したのは…

(宮田真希さん)「グッズを集めたり雑誌で情報収集したり、その行動はまさに愛」

「推し活」の魅力を語った倉敷天城中学校の宮田真希さん。表現力や、聴衆に語りかけるような話し方などが評価されました。

(宮田真希さん)「私たちの日常はやらなければいけないことであふれています。漠然とした不安に苛まれることだってあるでしょう。しかしそんな日常の中に趣味に使える時間があれば、推しに捧げる時間があれば、私たちの日常はより幸せに満たされていくのではないでしょうか」

宮田さんは11月に開催される全国大会の出場候補者として推薦されるということです。
(スタジオ)
ー最優秀賞をとった宮田真希さんの推しは、日本最古の歴史書「古事記」だそうです。登場する個性豊かな神々の冷酷さ、人間臭さにハマっているんだそうです。