福島第一原発の処理水放出を受け、マレーシア政府は日本産の輸入食品に関するモニタリング検査を実施すると発表しました。「消費者の不安に留意している」としています。

マレーシア保健省は、日本から輸入された水産物などについて、リスクが高い食品とされるレベル4の「監視対象」にあたるとして、24日から放射性物質の含有量を分析するモニタリング検査を実施します。

日本政府が決定した福島第一原発の処理水放出をめぐって、「太平洋のいくつかの国から様々な反応が出ている」としたうえで、「消費者の不安に留意している」としています。

マレーシアでは、2019年にも日本からの輸入食品に関するモニタリング検査が行われ、すべての検体が規定のレベルを超えていないことが確認されたということです。