■「インバウンドに期待」着々と進む外国人観光客の受け入れ準備

外国人観光客の受け入れも約2年ぶりに再開しました。

東京浅草の土産物店では・・・

仲見世なかつか 中塚隆司さん
「お寿司(の飴)は、きのう100個入荷。ザ・日本という感じのお土産になります」

外国人観光客に人気の商品を約2年ぶりに入荷させました。

仲見世なかつか 中塚隆司さん
「これからのインバウンドを期待して」

浅草の茶道を体験できる施設「浅草 茶禅」では、日本の文化を楽しみたいと海外から問い合わせが殺到。7月には▼3日間で200人程度の予約が入っているといいます。

浅草 茶禅 竹田理恵主宰
「本当にもうやっとという形でとても嬉しく思っています」

受け入れ準備を進めている大手旅行会社では、観光庁がまとめたガイドラインに沿ってツアープランの一部を作り直していました。

JTBグローバルマーケティング&トラベル 山田良一さん
「きょうは朝からお客さまから問い合わせがいっぱい来ています。待ちに待っていましたという感じ」

■子ギツネから忍者まで 待ちわびるのは外国人観光客

客が触れ合うのは生後2か月の子ギツネです。
宮城県・白石市の観光スポット「宮城蔵王キツネ村」でも外国人観光客の受け入れ再開に期待を寄せています。

宮城蔵王キツネ村 佐藤文子村長
「(外国人観光客が)以前のようにたくさん入ってきたら嬉しい。今は円安で、チャンスなので。私たちスタッフみんな期待して待ってます」

忍者ショーや忍者体験を楽しむことができる三重県・伊賀市の施設「伊賀流忍者博物館」。コロナ禍の2年間は、空席の目立つ苦しい状況だったと振り返ります。

知之助さん
「平日のお客の8割が海外の方だった。平日の活気が全くないので、外国人に頼らざるを得ない。めっちゃ苦しい。財布の中すっからかん」

今、外国人観光客の受け入れに備えて取り組んでいるのが「英語」。

知之助さん
「毎日英語を聞いてます。海外の方が戻ってきたときに、英語のスピーチできるように常にスタンバイできている状態」

入国が認められる外国人観光客は▼アメリカ▼中国▼韓国など98の国や地域、添乗員付きのパッケージツアーに限られます。
ただ入国にはビザの取得が必要なため、実際に来日するのは数週間ほど先になるとみられます。