心配された高温による障害もなく良いコメに育ったということです。「ひとめぼれ」よりも2週間ほど早く収穫できる極早稲品種「五百川」の稲刈りが宮城県大崎市で始まりました。

大崎市三本木の専業農家、齊藤作郎さんの田んぼです。22日からコシヒカリ系の極早稲品種・五百川の刈り取りが始まりました。

五百川は、ひとめぼれよりも2週間ほど早く収穫でき、粒がやや小さいものの、張りが良く程よい粘りがあります。齊藤さんによりますと、天候に恵まれたことから平年より1週間ほど生育が早く進み、良いコメに出来上がったということです。

専業農家 齊藤作郎さん:
「(平年より)1割ほどもみの量が多いとみている。新米の季節は年に1回なので、皆さんおいしく食べてほしい」

齊藤さんは、五百川を1.5ヘクタール作付けしていて、22日はこのうち45アールを刈り取りました。五百川は、等級検査を受けたあと、8月末から仙台市内のスーパーで販売されます。県内では、イネの生育が早まっていることから9月10日ごろから稲刈りが本格化する見通しです。