世界陸上ブダペスト第2日、男子100m決勝でサニブラウン アブデルハキーム(24、東レ)が6着で同種目2大会連続の入賞を果たした。直後のインタビューでは充実した本音も覗かせた。

Q.終わった瞬間の悔しそうな表情が印象的だった…
サニブラウン アブデルハキーム:
いや~自分でもやらかしたなって、わかっていたので悔しいですね、やっぱり。

Q.今年の世界陸上に懸ける想いも一段と強かった?
サニブラウン:
今年は、ちょっと全体的にいい感じで走る大会がなかったが、その中、しっかり合わせて世界陸上に臨み、調子も悪くなくパフォーマンスも良かった。その上で、本当にいけるかな、と思ったので、やっぱり、それで悔しいですね。

Q.この結果の要因は?
サニブラウン:
スタートがちょっと遅れた事もあるが、本当に10m(地点)、20m、30mの所で刻まなきゃいけない所の部分でちょっとたるんでしまった部分があった。そこから、身体が起き上がってくる所、切り替えの部分でスムーズに出て来れなかった。準決勝の(レース)通り、それこそ走れていば、もっと本当に他の選手達と近い状態で60mを抜けて来れたと思う。やっぱり、そこをしっかりこの大舞台で揃えて来られる選手達がやっぱり勝つのかなっていうのは思いました。

Q.世界陸上、決勝の舞台はどうでした?
サニブラウン:
やっぱり、長い間陸上をやってて、まだ若いですけども、やっぱり、こういう舞台であのいっぱいの観客が入ってる状態でレースすることは、中々ない。やっぱり、こういう舞台で走るのは、ものすごい嬉しいです。自分自身、陸上をやっていて、よかったなと思いますし、楽しいなと思いますし、なんか生きてる感じがするという感じですね。

Q.2年後の東京での世界陸上に向けては?
サニブラウン:
東京(開催)はホームなので、しっかりやることやって行きたいと思います。来年はオリンピックがあって、そこからの東京の世界陸上になってくると思うので、いい流れで、今年も悔しいは悔しいですけども、経験できた部分が大きいと思う。それを生かして1ステップ、1ステップ、上がって行ければと思います。