おととし甲府市の住宅で、当時19歳の少年が夫婦2人を殺害し住宅を放火したとされる事件の初公判が今年10月25日に開かれることになりました。

この事件はおととし10月甲府市蓬沢の住宅が全焼し、夫婦2人の遺体が見つかったもので、当時19歳の少年が夫婦を殺害して放火したなどとして殺人などの罪で起訴されました。
甲府地裁では21日、担当の検事や弁護士、裁判官が参加して事件の争点や証拠などを確認する公判前整理手続きが行われ、この事件の初公判が今年10月25日に開かれることが決まりました。

関係者によりますと裁判では犯行の事実関係は争わず、罪の重さの量刑が争点になるとみられています。
この事件の被告は改正少年法で特定少年と位置付けられ、起訴した際に検察は全国で初めて20歳未満の実名を公表しました。