JAXA=宇宙航空研究開発機構と岡山大学などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った砂から生命の源とされるアミノ酸23種類を発見したことを発表しました。

「はやぶさ2」のカプセルは、小惑星「リュウグウ」の砂・約5.4グラムを採取し2020年12月に地球に帰還していました。

JAXAと岡山大学などの研究チームが砂の粒子を分析したところ、たんぱく質の材料となる「アミノ酸」23種類が見つかりました。アミノ酸は生命には不可欠で、宇宙からの隕石が地球にもたらしたという説もあります。

岡山大学の中村栄三特任教授は「生命の起源と直接結び付くとまでは言えないが、生命の起源に関する議論の基盤となり得る」と指摘しています。