宮城県が構想する仙台医療圏の4病院再編を巡り、市民団体が県に対して要請書を提出し構想の撤回などを改めて求めました。



18日は3つの市民団体の代表が宮城県庁を訪れ、村井知事宛ての要請書を県の担当者に手渡しました。市民団体は「再編計画が『7合目手前まで来た』とする村井知事の発言は許しがたい」などと訴えていて4病院再編構想の撤回や検討経過を県民に明らかにするよう求めています。

東北労災病院を守る会・島田福男代表幹事:
「医療関係者や患者、地域住民地域医療と言っている以上は、そういう人たちに納得のいく形で説明をする責任があるのではないか」



県の構想は、太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合して名取市に、青葉区の東北労災病院と名取市の県立精神医療センターを併設して富谷市に移転するものです。市民団体は、9月の議会開会日にも反対運動を行う予定です。