今年の盆の期間のJRの利用状況がまとまりました。新幹線の利用者は昨年より増えた一方で、台風7号の影響などでUターンでの利用が多い上りの伸びは下りに比べ緩やかでした。

JR西日本によりますと、今月10日から17日の盆の期間中に、岡山から新大阪間で新幹線を利用した人は下りで約73万人と、昨年の同じ時期と比べて37%上昇しました。

一方でUターンでの利用が多い上りについては、盆の後半と台風7号が重なり、新幹線が運休したことや自宅に戻る日を延期した人もいたことなどから、利用者は約65万7千人と25%の上昇にとどまりました。

一方、瀬戸大橋線を利用した人は、約21万1千人と去年の131%、コロナ前の2018年の81%となりました。

JR四国では、予約状況からはコロナ前の90%の利用を見込んでいましたが、台風による運休などがあり天候に恵まれない部分があったとしています。

瀬戸大橋線で乗車率が最も高かったのは、マリンライナーでは11日の午後4時13分岡山発高松行きの127.6%。特急では、11日の岡山発高知行き南風3号の203%となっています。