「歯を削らない」「抜かない」で済むよう予防に力を入れる歯科医院

NPO法人『かぎしっぽ』のメンバーは15人。毎月1回集まって活動しています。

メンバーの1人、中岡 党予さんの息子、小学3年生の聖陽さん(9)は、発達障がいの疑いがあります。
歯医者に慣れるまで3か月以上かかりました。
『発達ミシュニャンガイド』には、障がい者の歯の治療に詳しい歯科医院も載っています。

中岡 党予さん:「歯医者さん好き?」
聖陽さん:「嫌い!」
中岡 党予さん:
「すごく(歯医者は)苦手ですね。匂いも、音も、初めての人が顔の目の前に来るのは抵抗があったりだとか」

買原 院長(診察台の聖陽さんに):「検診だから見るだけよ」
苦手な人が多い歯医者は、聖陽さんにとっても大きなストレス。
そのため、定期検診で虫歯を予防し、治療のための通院を減らすことが大事だといいます。

たがみ歯科医院 買原 一郎院長:
「歯科治療する際に、全身麻酔じゃないと対応ができないケースがあるんですよ。
動いてたりすると(治療)できないんですよ。
クリーニングだけだったら結構対応できるはずなんですよね。
そういった意味でも予防に重点を置いていって“歯を削らせない” “抜かせない”っていう形に持っていった方がより良い」
聖陽さんは、3か月に1回のペースで歯医者に通えるようになりました。