ナチスのTシャツを持ったゼレンスキー大統領?

これはワークショップで紹介された画像。
左側は2022年3月、ロシアのウクライナ侵攻が始まったおよそ1か月後にSNS上で拡散した画像です。ウクライナのゼレンスキー大統領が、ナチスのシンボルがプリントされたTシャツを手に微笑んでいます。
本物の写真は右側で、サッカーのウクライナ代表チームの新しいユニフォームを紹介するため、2021年にゼレンスキー大統領が投稿したものです。
人間の脳は新しく入ってきた情報に対して、自分がすでに持っている知識をもとに判断するため、このようにナチスのシンボルを掲げた人の姿を目にすると、直感的に「悪い人間だ」と信じてしまう傾向があるといいます。
クリティカルシンキングで考えたとき、この画像を目にして、もし「心地よい」と感じてしまったら、無意識に「ゼレンスキー氏なら悪いことをして当然だ」と考える癖がついているということ。
自分の中にある前提条件を疑うことで、「本当にこんなことをするだろうか」と冷静に考えることができ、フェイク画像を見抜くことにも繋がるというのです。














