台風7号の影響でダイヤが大幅に乱れた新幹線。各地で運転が再開されましたが、17日朝から激しい混雑となっていました。その原因などを解説していきます。

お盆に台風 新幹線混乱続く

加藤シルビアキャスター:
今回は、新幹線の混乱についてです。

8月15日は、東海道新幹線の名古屋駅〜新大阪駅間と山陽新幹線の新大阪駅~岡山駅間は、計画運休することが事前に発表されていました。

翌日の16日は、通常運転を予定していましたが、約5時間半の運転見合わせとなりました。185本以上が運休し、240本以上に遅れが出て、30万人以上に影響が出たということです。

そして、SNS上で「夜行新幹線」という言葉がトレンド入りしました。SNSによりますと、16日午前1時ごろに東京駅を出発し、午前6時過ぎに新大阪駅に到着するという普段は見られない便があったということです。

17日は、始発から運転見合わせ。午前8時半ごろに運転再開しましたが、午後4時現在も大幅な遅れが続いています。

コメンテーターの今村翔吾さんも当事者です。16日に京都から東京に帰りました。そのスケジュールです。京都駅で16日に予約していた新幹線に乗ることができず、たまたま乗れた新幹線が、16日午後9時30分ごろに出発し、のぞみに乗って東京駅に着いた時間が、日付変わって17日午前1時10分。4時間くらいかかったということです。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
いわゆる「夜行新幹線」を見ました。深夜1時頃に出発して「こんな電車あるんや」と思いました。東京駅に着いた時ぐらいに、ちょうどすれ違いました。

ホラン千秋キャスター:
普段よりも長い時間、新幹線に乗っていなきゃいけない。しかも席も確実に確保できるわけじゃないとなると、乗客もキリキリしてくる感じはありましたか。

今村翔吾さん:
正直なところありました。車内販売のお姉さんに当たってる人とかがいて、すごく大変そうだと思います。「日本人はモラルがある」とよく言われていますが、本当かなと思ってしまう場面も、ちらほら見てしまいました。

井上貴博キャスター:
極限状態ですもんね。