過ぎていく日々「いつまでも命があるもんじゃないんだなあと」

実は、4年前にガンを患い治療を続けている小林さん。前向きに病と闘えるのは仲間と続けてきたダンスがあるからだといいます。

(小林建夫さん)「拍手とか若い人の声援を受けたときは、このおじいさんらにも声援をくれる人がおるんじゃなあと」

「やっぱりダンスのおかげじゃなあと」

(頓宮照国さん(当時73))「7人おらにゃ踊れん。4人だけでは踊れん」

「OYAじ~'Z」の結成メンバーのうち2人は病気で亡くなりましたが、入院中も次のステージに立つことを信じ振付を覚えようとしていたといいます。


(小林建夫さん)「元気でやっとるからよっと報告しました」

(小林建夫さん)「恰好いいなあ、これ見たら恰好いいわ」


過ぎていく日々は当たり前ではない。だからこそダンスへの情熱が湧いてきます。

(小林建夫さん)「いつまでも健康じゃないんだなあと」

「いつまでも命があるもんじゃないんだなあと」
「OYAじ~'Z」への思いは他のメンバーも変わりません。
(宗包秀敏さん)「あーあーあー」

発声練習をしているのは結成当初からセンターを張る宗包秀敏さんです。一見、ダンスとは関係がなさそうにも見えますが…

(宗包秀敏さん)「ダンスもリズムで踊るんやから、歌だってリズムで歌ってるわけでしょ。そこは共通していると思う」

メンバーの西中さんがやってきました。

(西中弘三さん)「このくらいの年までできることはすごいこと」

「92じゃな。91。91?91。91だそうです」

(西中弘三さん)「よう一緒に踊ってくれるんじゃ」

「リタイアしようか思うんじゃけど、先輩がリタイアせんからできんがな」