7月12日に発生した線状降水帯による大雨で、石川県内で確認された土木・農林関係の被害額がおよそ91億円に上ることが県のまとめで分かりました。

大雨では、津幡町やかほく市で住宅への浸水や土砂崩れなどが発生し、少なくとも495棟の住宅に被害が出ました。県のまとめによりますと、道路の崩壊や河川の護岸損壊といった公共土木施設への被害額はおよそ56億円に上りました。また、農林関係への被害は、去年8月、加賀地方を襲った記録的豪雨のおよそ1.5倍となる1528件確認され、被害額はおよそ35億円となっています。

これを受け、県は技術職員を被災した市町に派遣し、復旧に向け全面的な支援を図る方針です。