海外を拠点にした特殊詐欺グループの摘発が相次いでいますが、中国でも高額報酬という謳い文句につられた若者らが、中国からミャンマーに渡航し、犯罪に巻き込まれて社会問題となっています。
記者
「北京にあるこちらの銀行では、大きく詐欺への注意が呼びかけられています」
中国で深刻な問題となっている、電話やSNSを使った詐欺。警察は詐欺の手口の紹介動画を制作したほか、動物を「PR担当」にするなどして注意を呼びかけていますが、被害額はおよそ7000億円にものぼっています。
こうした中、いま増えているのが…
警察に摘発された詐欺グループ
「私はミャンマー北部で詐欺をしていました。これからは祖国で教育を受け、人生をやり直します」
中国と国境を接するミャンマー北部へと渡り、中国人を狙った詐欺グループに加担する若者たちです。SNS上には様々な証言が投稿されています。
詐欺グループに加担した若者
「ネットゲームで仲良くなった相手が9000元を振り込んでくれて、こっち(ミャンマー)に遊びにこいと誘われました」
詐欺グループは最初、こうした何気ない誘いやネット上の高額報酬の広告から若者を誘い、ミャンマーへと渡航させるケースが多いといいます。しかし、行った先で待っていたのは壮絶な環境でした。
詐欺グループに加担した若者
「携帯電話を2、3台、詐欺の会話集の本も配られ、彼らに協力させられるようになりました。毎日たくさんの人と連絡先を交換しなければならず、できなければ電気警棒などで殴られました」
脅迫や拷問などにより、無理やり犯罪に加担させられるケースが後を絶たないといいます。
詐欺グループに加担した男性
「私は従わないと、ゴムホースと電気警棒で手と足を殴られた」
さらに、騙された若者たちは犯罪に加担させられるだけでなく、その両親らにも金銭が要求され、従わないと命が保証されないケースも。ミャンマーに行ってしまった子どもらを救い出そうと、親たちも必死になっています。
母親
「もし、家がもっと裕福だったら、息子はお金を稼ぎに行こうとはしなかっただろうに」
なかには子どもの救出のため、詐欺グループに1000万円もの身代金を払わされるケースもあったということです。
こうした深刻な状況を受け、中国外務省はミャンマー北部へ渡航する際は慎重になるよう注意喚起しているほか、警察も詐欺グループの摘発のためミャンマー北部に積極的に捜査員を送り込んでいるとしています。
注目の記事
「10万匹に1匹ぐらい珍しい」アマガエルを小学生が発見!カマキリのえさ探しで奇跡の出会い 仙台うみの杜水族館で緊急展示

ペットもかかる“熱中症” 散歩や室内での過ごし方など これまでの当たり前は通用しない? 飼い主が知るべき「新常識」

80年以上口を閉ざしてきた記憶 満州での過酷な逃避行と母の決断 91歳男性の証言【終戦81年】

「私はすぐさま殺しに行きました。飛びかかりに行きました」裁判所で娘を殺害した少年に対面した父 遺族を襲うマスコミの過熱報道と司法の壁「減刑された理由はなんですか、裁判長」【女子中学生殺害遺棄事件/第3話】

11歳息子を殺された父「加害者との糸を絶やさない」関係を断てば「望む謝罪・賠償すら得られない」受刑者から途絶えた手紙…面会で知った真相に怒り「裏切られた」

中国のカキ養殖ブイ「環境に優しい」はずが大量の漂着ごみに… 扱いを誤ると破裂のおそれ、まるで “風船爆弾” 安全な処理方法とは









