ハワイ州・マウイ島の山火事発生からきょうで1週間です。99人が犠牲となる中、アメリカメディアは強風で切れた送電線が火元になったとの見方を伝えています。

マウイ島の山火事は8日の発生から1週間となり、これまでにアメリカの山火事の犠牲者としては過去100年で最多となる99人の死亡が確認されました。

捜索が終わった範囲は依然、被害を受けた地域の25%にとどまっていて、州知事は「死者は2倍になる可能性がある」としています。

こうした中、複数のアメリカメディアは火災の原因について、強風で切れた送電線が火元になった可能性があるとの見方を伝えています。

また、火災発生時に島の警報サイレンが鳴らなかったとの指摘がある中、CBSテレビによりますと、州知事は「サイレンは通常、嵐や津波の警告に使われているので、鳴ったとしてもそれほど役には立たなかったかもしれない」と話したということです。