行き場のないマンゴー「出荷できないことは、直接的被害よりも大きな被害」

良原キャスター:
台風の影響は宮古島のマンゴーにもダブルパンチで起きています。宮古島マティダファームさんによりますと前回の台風6号では5日間出荷ができず、1トンのマンゴーが行き場のない状態となり、被害額が200万円になってしまいました。
宮古島マティダファーム担当者「出荷できないことは、台風の直接的被害よりも大きな被害」と話してくれました。
出荷できないマンゴーや台風で傷がついてしまったマンゴーはその後、地元キッチンカーが飲み物にしたり、有名かき氷専門店「ひみつ堂」がシロップとして使うということで引き取ってくれたそうです。
しかし再び台風7号の影響が出てきそうです。担当者によりますと「やっと届けられると思ったら、再び台風で飛行機が欠航し、商品を送れず悲しい」と言います。
ホランキャスター:
台風によって全部だめになってしまう。その気持ちのやるせなさは計り知れません。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
旬な時期、一番美味しい時期に食べてもらいたいという思いがありますからね。多少傷がついても味は変わらないので、シャーベットにしたり、ドリンクにするなど工夫して消費してくれるのはありがたいですね。
私の実家でも宮崎県でお米を作っていました。1年かけて作ったお米が台風でだめになる経験もしました。台風などの災害を防ぐことはなかなかできませんが、そこをフォローしていくような、消費者のマインドを変えていってほしいですね。
日比麻音子キャスター:
自然の脅威に抗うことはできません。しかしその後どのようにカバーをしていくのか。我々の結束力が問われる気がします。