海上保安庁の仕事について知ってもらおうと、宮城県塩釜市で、巡視船の一般公開が行われ、夏休みを利用して県内外から家族連れが見学に訪れました。

一般公開されたのは、全長92メートル、総トン数1250トンの宮城海上保安部の巡視船「まつしま」です。15日は県内外から家族連れらが訪れ、海上保安官の案内を受けながら「船橋」と呼ばれる舵やレーダーなどの航海計器を備えている部屋など、普段見ることのできない船内を見学しました。

また、海上保安官が船の上で命綱として使うロープの結び方を直接学ぶことができる体験イベントも行われました。

後藤舜キャスター:
「不安定な船の上でもしっかり支えてくれる強度がありますが、このように簡単にほどくことができます」

このほか、船内には海上保安庁の仕事や生活に関するクイズが張り出され、こどもたちは、楽しみながら理解を深めていました。

子ども:
「楽しくておもしろかった。(クイズは)ちょっと難しいのもあったけれど、簡単なやつもあった」

子ども:
「夏休みの課題の絵を描く時に使うので見学しにきた。あまりこういう機会はないと思うので目に焼き付けたい」

第二管区海上保安本部総務課・西村拓也課長補佐:
「夏休みの思い出として心に刻んでもらい、将来海上保安庁に入りたいと思っていただければ」

第二管区海上保安本部は海、上保安庁の仕事について知ってもらおうと毎年、巡視船などを一般公開していて、今年は人数制限を設けず実施されました。