強い台風7号は15日夜のはじめごろから、16日の明け方にかけて富山県内に最接近する見込みです。

気象台は強風などに注意警戒するよう呼びかけているほかフェーン現象により気温が高くなる見込みで熱中症など体調管理にも注意が必要です。

強い勢力の台風7号は15日の明け方から朝にかけて紀伊半島に上陸する恐れがあります。15日、日中は近畿付近を北上して次第に日本海へ進むでしょう。富山県内には15日の夜のはじめごろから16日明け方にかけて最接近する見込みです。

気象庁によりますと15日予想される最大風速は陸上で12メートル、海上で15メートル、最大瞬間風速は25メートルの予想です。

強風に注意・警戒し高波や低い土地の浸水、突風などに注意が必要です。

15日夕方までの24時間予想降水量は多いところで50ミリ、15日夕方から16日夕方の24時間予想降水量は50ミリから100ミリとなっています。

一方で15日の予想最高気温は富山で37℃高岡市伏木で36℃となっていて、フェーン現象の影響で気温が高くなる見込みです。引き続き熱中症や農作物の管理に注意が必要です。

県は14日各関係機関を集めた臨時の会議を開き、注意すべき情報を共有しました。

武隈俊彦危機管理監:「本県では6月から7月にかけて梅雨前線の影響により記録的な豪雨となりまして、まだ復旧途中の施設もあることからより一層の警戒が必要」

なかでは避難所となる県有施設について、市町村が避難指示を出した場合に開設の手順の確認しておくなど、具体的な対策がとりあげられました。