台風7号は、あす(15日)岡山・香川に最も近づくとみられていて、激しい雨や風に警戒が必要です。お盆のUターンラッシュに直撃する台風によって、各交通機関にも影響が出ています。

強い台風7号は、日本の南の海上を1時間に約15キロの速さで北上していて、あす午後にも岡山・香川に最も接近する見込みです。


きょう夕方からの24時間降水量は、岡山県で100ミリから120ミリ、香川県で250ミリと予想されていて、気象庁は中国・四国地方に線状降水帯の発生予測情報を出すなど激しい雨や風に警戒が必要です。

(坂井亮太キャスター)
「お盆のUターンラッシュに直撃する台風は、交通機関へも影響を出しています。」

「JR西日本はあす山陽新幹線の岡山ー新大阪間で終日、計画運休を行うと発表。岡山ー博多間でも始発から本数を減らして運転する予定です。」

「やられましたね、友達に会いに来たんですけどなんとか今日帰らないと、明日帰れなくなっちゃうので」

「大阪なんですけど、大阪直撃するんでそれが一番、心配ですね。まあ早めに帰りたいなって」

「せっかく来たんのに、ちょっと早く帰らなくちゃいけないから、ちょっと悲しいです」

在来線は山陽線・姫新線・高徳線などの一部区間で、終日運転をストップ。特急や寝台列車なども運休となっています。また瀬戸大橋線についても、昼ごろ以降、運休をするということです。急遽、列車の遅延や行き先変更のおそれがあります。

一方、Uターンラッシュで混雑する空の便にも影響が。明日、高松空港と岡山空港を出発する全日空の飛行機は、国内線すべてが欠航。到着便も羽田発の最終便以外はすでに欠航が決まっています。日本航空は、現在のところ定刻で運航する予定です。

きょうは、予定を早めて故郷を後にする人の姿も見られました。

「本当は夕方の便だったんですけど早めて、午前中に明日から仕事があるので」

「帰れるのかなという不安はあったんですけど、ぎりまだ大丈夫かなと」

また海の便も、小豆島フェリーが運航する高松ー土庄間のフェリー・高速艇とも始発から全便欠航。

国際両備フェリーが運航する・高松ー池田、・新岡山港ー土庄間も終日欠航となっています。Uターンラッシュに大きく影響する台風の接近、交通機関各社は、あすの状況について早めの確認を呼びかけています。