北アルプス立山連峰の剱岳を下山中だった神奈川県の63歳男性が、登山道から滑落し腰の骨を折る重傷となっています。

13日午前7時半ごろ、北アルプスの剱岳平蔵のコル付近(標高約2820メートル)で、神奈川県横浜市の会社員・米倉隆さん(63)が登山道の岩場でバランスを崩し、約3メートル滑落しました。

米倉さんは、自力で近くの山小屋まで歩きましたが、その後は歩くことができず、パトロール中の山岳警備隊に助けを求め、富山県警のヘリ「つるぎ」で救助され病院に運ばれましたが、腰の骨を折る重傷です。

事故当時、米倉さんは仲間と2人で早朝に山小屋を出発し、剱岳に登頂後、下山中でした。米倉さんが歩いていた、剱岳平蔵のコル付近は登山道が岩場で鎖場が集中する険しいルートでした。