旧満州で犠牲になった人を悼む慰霊祭が阿智村で開かれました。
「黙とう」
阿智村の満蒙開拓平和記念館で開かれた「鎮魂の夕べ」。
元開拓団員やボランティアガイドのほか、地元の高校生など60人余りが旧満州の方角に黙とうを捧げ、平和への願いを新たにしました。
「鎮魂の夕べ」は、終戦間際、旧満州でソ連の侵攻が始まった1945年8月9日に合わせて毎年開かれていて、今年で10回目を数えます。
今年は暑さを考慮して室内で行われ、参加者は「鎮魂の碑」が映し出されたスクリーンの前に花を手向けました。

元開拓団員: 「これ母(の写真)なんですよ母と私が助かった。一緒に献花しようと思って持ってきた。本当に悲しい思いをしたので二度と戦争は嫌だなと思うそれを一途に思う」

高校生: 「実際に体験した方々の話を聞ける最後の世代だと思う。その話をちゃんと聞いて私たち高校生だからできるやり方で一人でも多くの人に伝えていきたい」
元開拓団員の高齢化が進む中、参加者は戦争の記憶を語り継ぐことの大切さをかみしめていました。














