520人が犠牲となった日航機の墜落事故からあすで38年を迎えます。現場近くの川では遺族らが灯籠を流し、犠牲者への祈りが捧げられます。

墜落現場となった「御巣鷹の尾根」のふもとの河原です。

先ほどから明かりがともされ始めた灯籠は520人の犠牲者をいたむもので、メッセージなどが書かれています。

それらを川に流す「灯籠流し」は毎年、事故の前日にあたる8月11日の夜に行われていて、今年は4年ぶりにコロナが流行する前の規模に戻しての開催となりました。

事故で息子をなくした美谷島邦子さん(76)
「遺族同士もずっと電話と手紙で会いたいね、会いたいねって言いながら過ごしていました。また次の世代に命の大切さを伝えていきたいなという思いでいっぱい」

灯籠流しはおよそ20分後に始まる予定です。