ゆっくりとしたスピードながら少しずつ本州に近づきつつある台風7号の今後の動きについて、SBCニュースワイドの坂下悠乃気象予報士が解説します。

台風7号の進路:
午後6時現在、父島の北東およそ80キロの海上にある台風7号は、非常に強い勢力に発達しています。
12日からの週末も勢力を維持したまま、ゆっくりと北上するものと見られます。

10日時点の予想に比べ、進路は西寄りになってきましたが、15日から16日頃には、猛烈な風を伴って、関東から四国にかけての広範囲に接近・上陸する可能性があります。

上陸した後は、多少勢力は衰えるものの、長野県内に近づいた場合には、雨や風が強まるものと見られます。


早期注意情報:
長野県内は、14日から16日にかけて警報級の大雨が、また14日から15日にかけて警報級の暴風になる可能性があります。
北上する速度がやや遅くなったことから、15日ごろが雨と風のピークになりそうです。

強い風と雨によって交通機関やイベントなどに影響が出るおそれがあるほか、農作物に被害が出る可能性もあります。
12日と13日の週末はまだ天候が悪化しないため、その間に台風への備えをした上で、最新の台風情報に注意をしてください。