東北新幹線は、11日が帰省ラッシュのピークです、それに伴い、土産物の売れ行きも好調で、特にあの果物は「過去最高」の売れ行きだということです。

JR福島駅の新幹線ホームでは、下り列車が到着するとお土産や荷物を多く持った家族連れの姿が見られました。

JR東日本によりますと11日の東北新幹線下りの指定席はほぼ満席だということです。また、お盆の時期の新幹線の指定席の予約状況は、去年よりも5割以上増え、コロナ禍前の9割ほどに回復しています。

東京から帰省した人「モモを子どもとおばあちゃんとおじいちゃんと食べる。のんびり過ごしたい」

混雑のピークは東京方面を出発する下りが11日で、東京方面に向かう上りは今月15日と予想されています。

伊藤大貴記者「こちらの物産館では、朝から多くの人が訪れていて、レジの前はこのように長蛇の列ができています」

福島県観光物産館は、朝から土産物を求める人で混雑しました。

秋田に帰省する人「おみやげを買いに来ました。(何を買いに?)モモのジュースです」

東京から帰省した人「モモとか銘菓とか普段買えないものを買います」

新型コロナが5類に移行したことなどから、客足は去年と比べて3割ほど増え、コロナ禍前の水準に戻っているといいます。

県観光物産館・櫻田武館長「きょうの朝は(開館前に)100人くらい並んでいて、そのまま入場という形だった」

物産館では、お菓子や果物など5000種類を取りそろえています。今年は、ふるさとに帰る人が増えたためおみやげとして、福島の定番のお菓子が人気だといいます。

櫻田館長「モモが売れている。8月だけで(売り上げは去年の)1.5倍になっている。過去最高の売り上げ」

コロナ禍以前の姿を取り戻しつつある今年のお盆。にぎわいはしばらく続きそうです。