無理な車線変更が30㎞の渋滞をひき起こす

西成教授が東名高速で発生した約30kmの渋滞を調べたところ、たった1台の車の車線変更が原因だったことが判明。
あまりにも急に割り込んだため、後方の自動車が続々とブレーキを踏んで、長距離渋滞に繋がったということです。
東名高速の下り、大和トンネルあたりを先頭にして、約30㎞の渋滞が起きました。

東京大学先端科学技術研究センター 西成活裕教授:
ちょうど3車線ありまして、真ん中の車線にいたイライラした車が、右側の追い越し車線に移動して後続車にブレーキを踏ませる。そうすると、追い越し車線の車が真ん中の車線に移動してまたブレーキを踏ませる。
渋滞は追い越し車線から発生してどんどん広がっていくんです。「なるべく早く行きたい」と無理して、それが広がっていくと。

コメンテーター 清水章弘:
人間の欲によって渋滞が生まれるってことですよね。

コメンテーター 眞鍋かをり:
その人は気付いてないんですよね。ひき起こした人は一番前にいるから。

西成教授:
渋滞を“作り逃げ”しちゃったっていう。データでは我々は分かっていますけどね。この車だって。

恵俊彰:
でもやっぱり追い越し車線に行きたくなるのも分かるじゃないですか。早く行きたいから。

西成教授:
やっぱり無理な車線変更は危ない、いけないってことですね。
あと車間が詰まっているとこうなっちゃうので、車間距離にも注意ですね。