静岡県内の消防・救助隊員が一堂に会し、技術を競い合う大会が6月、行われます。現場での活動に欠かせない体力、精神力、技術力を養おうと、隊員たちが訓練に励んでいます。
<訓練の様子>
「よーい、ドン。よし行け」
15mの高さまで一気に駆け上がる「はしご登はん」。静岡県の消防救助技術大会を前に、駿東伊豆消防本部が訓練の成果を披露しました。
<訓練の様子>
「ただ今の記録13秒39」
50回目を迎える大会は7種目でタイムを競います。12mの高さでロープを渡る種目では、個人競技のほか、4人で取り組む団体競技もあります。
大会に出場する田方北消防署特別救助隊の大川竜也隊員です。普段は事故や災害の現場で活躍する大川さんは、団体種目の花形「障害突破」でチームリーダーを務めます。
<田方北消防署 特別救助隊 大川竜也隊員>
「自分は大会の経験があるけど、他の隊員は今年が初めての大会になるので、自分がみんなを盛り上げて全員で集中していけるように心がけています」
メンバー4人と補助者1人で行う「障害突破」は最も迫力がある種目です。
<訓練の様子>
「よし!ピピー!」
「よーい!パン!」
<実況>
「さぁスタート!最初は塀を乗り越えます。この高さ3m、2人が一気に上がりました。そしてもう1人上がって今度は引き上げます。これで4人が越えて行ったことになります」
「すでに先頭は高さ7mの鉄塔を登りました。はしごを一気に駆け上がります。そして、向こうにボールのようなものを投げました。それにはロープがついています。ロープをぐんぐん引っ張って、これをしっかりと張ります」
「張ったところで、今度隊員の最初が飛び出しました。このロープを渡っていきます。まるで忍者のようです。そして2番手も入りました」
「さらにそこでロープをほどいたあとは、今度はくだります。一気にこの7m下りおります。スルスルッと降りた後、さらに今度向かうのは煙道通過」
「これは煙がある現場を想定した訓練です。一式10kgの荷物を背負います。空気ボンベも背負います。そしてマスクも付けます。さらに隊員4人、ロープでそれぞれの体を結わえます。最初の隊員が飛び込みました。間口は90cm✕90cm、その中を一気に通過して行きます」
「そして。こちらからすでに、第1隊員が出てきました。2人目も出てきました。そしてロープを引っ張ってロープを引っ張って。そしてさらに次の隊員も出てきます。今、ロープをぐんぐん巻きとっています。この巻取りも重要なポイントです。自分達を結わえていたロープを外して全部巻き取りました。この巻き取りが悪いと減点にもなるということです。そして、4人そろって今、一気にゴールしました。ただ今の記録は1分24秒74、1分24秒74です」
上位に入ると、その先には関東大会や全国大会が控えています。
<田方北消防署 特別救助隊 大川竜也隊員>
「まだまだ詰めるところがありますので、全員で協力して少しでもいいタイムが出せるよう頑張りたいと思います。目標は県大会1位です」
<田方北消防署 特別救助隊 梅原正人隊長>
「いざというときに地域の住民の皆様の安心安全につながればと思い、きつくつらい訓練を行っています。大会までもう少しですが頑張っていきたいと思います」
静岡県の消防救助技術大会は、県内すべての消防本部が参加して、6月14日に開催されます。
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