台風7号が近づくなか、帰省ラッシュが始まりました。東京から大阪へ向かう道路状況は?安全のため、空からの取り締まりも。空の便はすでにコロナ前水準に戻り、国際線も予約数が“倍増”しています。

高速道路の渋滞は11日午前にピークの見込み 最大45キロの渋滞予想も

8月10日の夕方、都内のガソリンスタンドには、値上がりが続くなかでも、帰省に備えて給油に来る人が後を絶ちません。

お盆に帰省する人
「お盆の帰省で車を使うので給油しに来ました。小さい子がいて、電車だと融通が利かないので車の方が便利。(ガソリンの)値上げは辛いですが、便利さにはかわないかな」

大阪に帰省する人
「大阪の実家に。今から帰省します。うまいこといけば、5時間ぐらいで行けますけど、渋滞とかに巻き込まれたら、12時間ぐらいかかるかもしれない」

大阪に帰省するという都内に住む男性。妻とともに実家のある大阪に向かう様子を撮影してもらいました。

男性の妻(東名高速 横浜町田IC付近)
「(出発して)1時間くらいですが、止まったり動いたりって感じです」

予想よりもスムーズに進んでいるようです。

男性の妻(岡崎IC付近)
「出てから約5〜6時間くらいかな。けっこう疲れが見え始めている」

しかし、混雑の本番はこれからです。

専門家「渋滞は追い越し車線から。キープレフトを心がけて」

東名高速 大和トンネル付近の映像では、東京方面よりも、下り方面の方がゆっくり流れているように見えます。

高速道路の渋滞は、11日午前にピークを迎える見込み。
東名高速 秦野中井IC付近と、中央道 相模湖IC付近で、最大45キロの渋滞予想がされています。

NEXCO中日本東京支社 高速ドライブアドバイザー 大竹智貴さん
「通勤でお使いの方と前乗りの方が重なって、10日の夜間からの下り線の渋滞が1番大きくなってくる。渋滞は追い越し車線から発生しやすい傾向がございますので。左車線をキープしていただいて、キープレフトを心がけていただきたい」

さらに気をつけたいのは、渋滞中に起こる事故です。
愛知県警は、空と地上から高速道路を取り締まります。ヘリで空から適切な車間距離がとられているか、スピードの出し過ぎがないかを把握。そして連絡を受けたパトカーや白バイが取り締まりを行います。

愛知県警 高速隊 渡邊教義 隊長
「自分が交通渋滞の最後尾についた際には、ハザードランプを点滅させて、後続の車に対して、前方が渋滞していることを知らせていただきたい」