県が発注した河川工事で起きた小川村の住宅浸水被害で、県は被害を受けた6軒の住民に総額200万円の見舞金を給付しました。

浸水被害があったのは小川村の鴨之尾(かものお)地区で、7月の大雨で近くを流れる土尻川の濁流が流れ込み、住宅6戸が床上・床下浸水しました。


氾濫は県が発注した土尻川の護岸工事が原因で、阿部知事は10日の会見で被害を受けた6軒の住民に総額200万円の見舞金を給付したと述べました。

阿部守一知事:                                                       「床上床下浸水の被害を受けられた方々には早期の生活再建に役立てていただくことができるように県としても見舞金を給付することといたします」


被害を受けた住民は県の対応について、「生活を立て直すためには十分な額ではない」「1か月以上経っての対応は遅い」と話しています。

土尻川の工事は現在中止されていますが、住民は「納得できる工事の方法を示してから工事を再開してほしい」と話しています。