コミュニケーション能力は、入試にも役立つ
東北進学ゼミナール 大江貴展塾長:
「どうしても首都圏や仙台圏、こういったところの子どもたちと比べると、いわゆる働くということ、企業に就職するというようなことが具体的なイメージとして非常に持ちにくい。もっと大きなものを夢見てほしい」

また、はたらく部で培われるコミュニケーション能力は、入試にも役立つと言います。
東北進学ゼミナール 大江貴展塾長:
「座学で入学試験を受けて突破していくっていうやり方と、総合的にいろいろなものを見られるというやり方と。むしろ、今そちらの方にシフトしている」
文科省の調査では、大学入学者の選抜方法は、2000年度は一般入試が全体の65%以上を占めていました。しかし、2020年度には一般入試の割合は50.9%となり、およそ半数が、推薦入試や面接などを通じ人物像を総合的に評価するAO入試で入学しています。

特に私立大学では一般入試での入学者は43.3%とすでに少数派となりつつあり、難関大学を中心にペーパーテストの結果だけではなく、学生の総合的な能力を評価する傾向が高まっています。

現在、AO入試での入学者が全体の3割を超える東北大学は、国立大で最もAO入試に熱心な大学と言えます。