7月、東北で初めて特定都市河川に指定された吉田川と高城川の流域市町村などが水害対策協議会を立ち上げ10日、調印式が行われました。
東北地方整備局で行われた調印式には7月、特定都市河川に指定された吉田川と高城川の流域にある10の市町村など関係機関から13人が出席しました。

吉田川と高城川流域は2019年の台風19号や去年7月の大雨では堤防が決壊し、甚大な浸水の被害が出ました。
特定都市河川の指定により、流域全体で治水に取り組む法的な枠組みが適用され、宅地のかさ上げや堤防の整備など国の予算配分で優遇されることになりました。
東北地方整備局 斉藤喜浩北上川下流河川事務局長:
「先進的な取り組みをしてきた場所であり、それをこのあと伸ばして気候変動の時代にアジャストしていく、そういったことをやれるエリアだと思う」

10日は、2019年の台風19号を基準に、河川の整備計画をまとめる方針を決めました。協議会では住民との意見交換を行いながら、来年度中にも水害対策の計画を策定することにしています。