台風6号は今夜遅くにも県内に最も接近する見込みで、気象台は暴風などへの厳重な警戒を呼びかけています。

台風6号は午後6時現在五島市の南およそ90キロにあると見られ、1時間に15キロの速さで北北西へ進んでいます。
県内では五島市など一部の地域が風速25メートル以上の暴風域に入っていて、台風は今夜遅くにも県内に最も近づくと見られています。

9日 夕方までに4市町で避難指示

現在、広い範囲に暴風や波浪警報が発表されていて、五島市、新上五島町、小値賀町、時津町には警戒レベル4の避難指示が出されています。

9日はほぼ運休 10日も始発から運転見合わせ

台風の影響で交通機関にも影響が出ていて、JRや路面電車、バスなどほとんどであすも始発からの運転を見合わせます。

線状降水帯発生のおそれ

あす午後6時までに予想される24時間降水量は、南部・北部・五島で250ミリで、線状降水帯が発生するおそれもあり、気象台は暴風や高波、大雨による土砂災害への警戒を呼びかけています。

暴風域に入った五島市では

暴風域に入っているご当地から中継です。

白壁史朗記者:
私は五島市の福江港のすぐそばにある建物にいます。
現在、五島市でも横殴りの雨が降っています。
午前中はそれほど雨・風はひどくなかったのですが、午後3時頃から明らかに風が強くなりました。
その時間、屋外で取材をしていたところ、雨粒の大きさはそれまでと変わらなかったのですが、風が強いため、雨に当たると痛いと感じるほどでした。

また台風6号の影響で、普段は波穏やかな福江港でも白波が岸壁に打ち寄せ、係留中の漁船も揺れています。

台風6号をこのまま予想進路をたどれば五島列島の西を通るため、五島市民は台風通過まで不安な時間を過ごすことになります。

人通りもまばらに…JR長崎駅 商業施設も休館

JR長崎駅の東口に来ています。
徐々に風が強くなってきまして、立っていると体が動いてしまうような強さです。また先ほどは一時雨がざっと降る時間帯もありまして、風と共に海が雨が打ち付けるので、歩いてると目が開けられないような状況でした。

私は今日は午前中もこの場所にいました。その時には夏休み中ということもあって家族連れの姿も見られたのですが、今はほとんど人の姿が見られません。まばらです。

この台風の影響で、今朝から長崎市内を走る路面電車とJRの長崎本線の一部、それに大村線が終日運休となっています。
路線バスも昼過ぎから順次運休となりました。

また後方のアミュプラザ長崎も一部店舗を除いて午後1時から休館となっています。

これから夜にかけてだんだんと暗くなってきます。
避難や移動の際には注意が必要です。以上中継でした。