夏の高校野球甲子園大会は9日、富山代表の富山商業高校が登場しました。富山商業は惜しくも敗れましたが最後までみせてくれた激闘…。手に汗握る展開のなか、守備が印象的な試合でした。

試合は2回表。富山商業のこの回先頭打者の
4番・福田敦士選手が…。ライトオーバーのスリーベースヒット!

その後6番・鶴田尚冴選手のショートゴロの間に福田選手が帰り先制します。

しかし3回、2アウト3塁にランナーを背負うと1・2塁間を抜けるセンター前へのタイムリーを許し振出しに戻ります。

拮抗した展開が続く中7回には、富山商業の守備が光ります。

セカンドゴロから間に入ったショートへグラブトス。ファーストへ送ってアウト。得点を許しません。両者譲らぬまま迎えた延長10回裏。ノーアウト1・2塁から始まるタイブレークにひとり出塁を許しノーアウト満塁…。

絶体絶命の場面でエース・上田海翔投手の素早い反応から見事ダブルプレー。ピンチを乗り切ります。

続く11回、富山商業はワンアウト1・3塁のチャンスを作ると…。足谷蒼太選手がパスボールを見逃さずホームイン。ここで勝ち越します。

しかしその裏またも同点に追いつかれ抜ければサヨナラの場面でこのプレー!

ライト・岡田拓馬選手がチームを救います。続く12回は得点できず迎えた12回裏。

この回先頭打者の送りバントから1塁への送球がそれてサヨナラ。激闘の末、富山商業は惜しくも初戦敗退となりました。

富山商業 上田海翔 主将:「スタンドにいるメンバーも甲子園の舞台に立ちたかったと思うんですけど、それでも最後まで全力で応援してくれたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした」