現在、北海道で行われている全国高校総体、インターハイの話題です。少子化により選手人口が減る中、成長を続けているのが常盤木学園高校・新体操部。生徒と共に歩みを続ける女性教員を取材しました。

少子化の影響で各競技で部員の減少が続いている高校スポーツ。その中で、少数ながら今年もインターハイ出場を果たしたのが常盤木学園・新体操部。インターハイへ最終調整を行っていました。

顧問に赴任し10年が経過した古川英美先生。部員の確保に奔走しながら、情熱的な指導で常盤木を県内の強豪チームに育て上げました。

古川英美先生:
「生徒も減っているし、教えられる指導者もすごく減っているのが現状です」

選手として活躍後、数学の教員免許をとり高校教師となった古川さん。授業を持ちながらの多忙な日々を送ってきました。

古川英美先生:
「高校の3年間ってすごく自分にとっても大きかったので、そこに携わる高校の教員になって新体操部を持てたらいいなと思って(教員免許を)取りました」

その思いに部員も応え、年々成績を上げてきた常盤木、県総体は今年で団体8連覇と底力をつけました。学校教育と同様、部活の指導方法も時代と共に変わったといいます。

古川英美先生:
「大声を立てる指導ではなくて。そうしてもあまり生徒の心には響かないというか、逆に傷だけ残って成長につながらない。生徒がちゃんと理解して素直についてきてくれるような指導を心がけてやっています」

春田弥優選手:
「一人ひとりの特徴とか性格を先生はしっかり見ていて下さっていて、それに合わせて私たちもついていく感じなので、とてもやりやすい」

今週、新体操競技が行われる北海道インターハイ、教え子と共にさらなる上位進出を目指します。

古川英美先生:
「やっぱり次は東北、全国の頂点を目指して頑張っていきたい。まだ途中と思ってやっている」