全国の公立高校で勤務する事務職員が参加し、教育現場の現状や働き方について学ぶ研究大会が仙台市内で行われました。

仙台市太白区の仙台国際センターで行われた全国公立高等学校事務職員研究大会には、全国からおよそ500人の事務職員が参加しました。

研究大会では、文部科学省に勤める講師による、学校における教職員の働き方改革についての講演が行われました。講演では、事務職員と教師、地域ボランティアなどが連携して業務を行うことで、長時間勤務の削減や学校の運営体制の充実に繋がるといった内容が伝えられました。

初等中等教育局財務課校務改善専門官・佐藤悠樹さん:
「時短が目的化してしまうと元も子もない。帰れ帰れと言われることが、メンタル面のストレスになったりという指摘もある」

参加した事務職員らは、自らの学校の現状と比較しながら、真剣に話を聞いている様子でした。

宮城大会副実行委員長・小野寺由里恵さん:
「学校事務職員は、目に見えないと思いますがやっていることが幅広く、いろんな仕事をしなければいけないので、こういうところに来て、日々の生活に生かしてもらえればと思います」

この研究大会は、1948年から全国の会場で行われており、宮城県での開催は54年ぶりだということです。研究大会は10日も行われ、各県の事務職員らによる研究発表やグループディスカッションなども行われるということです。