長崎県に原爆が投下されてから78年となった9日、宮城県石巻市の寺では、平和を願う鐘が打ち鳴らされました。

新日本婦人の会石巻支部・今野ツヤ子支部長:
「8月6日、9日に鐘を鳴らして、平和への祈りをささげて下さいますようお願いいたします」

石巻市須江の西雲寺には9日、平和運動を行っている地元の女性団体のメンバーらおよそ20人が集まりました。

そして、長崎県に原爆が投下された午前11時2分になると、一人ひとりが鐘を鳴らし、犠牲となった人たちへの祈りと、ロシアによる軍事侵攻が早く終わることを願いました。

満州で終戦を迎えた人:
「平和は大切だといつもいつも思っている。(軍事侵攻は)どうしようもないから、(平和を)訴えることが大切」

新日本婦人の会石巻支部・今野ツヤ子支部長:
「ロシアが絶対核を使ってほしくない。78年が経った今でも放射能で苦しんでいる人がいる」

長崎県には、78年前の1945年8月9日に原爆が投下され、その年の12月末までにおよそ7万4000人が亡くなったとされています。