「僕らの学び舎」作詞・作曲矢野絢子
僕の町を流れるあの川は知っている
毎朝最初のチャイムが鳴った後の静けさ
守られているのでなく 僕が守っていくもの
陽のあたる教室に風の遊ぶグランドに
忘れてはならない 友の涙よ
僕の町を囲んでる静かな山は見ている
日暮れと共に辿る一人一人の帰り道
与えられるものでなく 僕が掴み取るもの
小さくなったチョークに擦り切れた教壇に
いつか本当の意味を知る 師の教えよ
僕の町に聴こえる青い海の調べよ
父と母が育んだ歴史の先に立っている
教科書の隅っこにも 答案用紙の裏にも
学んだことは果てのなき僕の今と未来さ
大切な故郷 僕の学び舎
守られているのでなく 僕が守っていくもの
与えられるものでなく 僕が掴み取るもの
陽のあたる教室に風の遊ぶグランドに
学んだ事は果てのなき僕の今と未来さ
大切な故郷 僕らの学び舎

夏の全国高校野球で「エモい」「泣きそう」と話題になっている、高知中央高校の校歌。高知出身のシンガーソングライター、矢野絢子さんが校歌を作詞・作曲したのは、2005年でした。
実に18年の年月が流れ、高校球児の夢の舞台「甲子園」に矢野さんが手がけた校歌「僕らの学び舎」が響き渡りました。

矢野さんいわく、“三拍子のフォーク調”という曲調とみずみずしい歌詞は、多くの人の心を惹きつけたようです。
矢野さんは「甲子園で球児たちが歌う姿を見て、胸が熱くなった。校歌に注目してもらえてうれしい。次の試合も、ライブツアー中の北海道から、全力で応援します」とコメント。
高知中央高校の2回戦は順調に進めば13日。大阪代表の履正社との対戦です。再び、甲子園球場で高知中央高校の校歌を聞くことはできるでしょうか。