富山の企業が開発した鉛筆が、注目を集めています。原料に「体操服」を使っているんです。でも、なぜ体操服?きっかけは、膨大な裁断くずと、デパートで見た消臭用の“炭”…。

一見なんの変哲もないこの鉛筆が、ことしの「日本文具大賞」優秀賞に輝きました。秘密は…芯にあるんです。

鉛筆を開発したのは、富山県小矢部市の縫製メーカー・ミヤモリ。スポーツウェアを中心に年間100万枚以上を製造しています。中でも…

記者:「体操服ですか?」
ミヤモリ社員:「そうです」

創業時から手がける学校体操服は、富山県内およそ100校、全国ではおよそ600校分を受注。ルーツといえる製品ですが、ある悩みが…