19日(日本時間)に開幕を迎える世界陸上ブダペストに向けて8日、日本代表選手団の結団式が行われ、日本選手団男子キャプテンの400m・佐藤拳太郎(28、富士通)と女子キャプテンのやり投・北口榛花(25、JAL)が選手代表として意気込みを語った。

北口は前回、オレゴン大会で銅メダルを獲得し、今季世界1位となる67m04をマークしている。「この先、パリのオリンピック、そしてまた東京の世界陸上に向けて日本チーム全体が良い波を作っていけたらいいなという風に思っています」意気込んだ。

今回で4回目の出場となる佐藤はアジア選手権で45秒00の日本歴代2位のタイムで優勝。パリ五輪の参加標準記録をクリアした。「世界選手権開催日まで残りの時間を無駄にすることなく、各個人が最高のパフォーマンスが発揮できるよう準備をしていきましょう」と語った。

また、この日新たに男子200mの飯塚翔太(32・ミズノ)、400mハードルの岸本鷹幸(33・富士通)、男子3000m障害の砂田晟弥(21、プレス工業)、棒高跳の柄澤智哉(21、日本体育大学)、男子やり投の小椋健司(28、エイジェック)、女子100mの君嶋愛梨沙(27、土木管理総合)、女子200mの鶴田玲美(26、南九州ファミリーマート)、女子10000mの五島莉乃(25、資生堂)、女子400mハードルの宇都宮絵莉(30、長谷川体育施設)、山本亜美(21、立命館大学)、女子三段跳の髙島真織子(24、 九電工)、女子円盤投 の齋藤真希(22、東海大学大学院)、女子20km競歩の梅野倖子(20、順天堂大学)の13名の代表選手追加と、廣中璃梨佳(22、JP日本郵政G)の5000m入りが発表された。廣中は5000m、10000mの2種目の出場となった。

これまで発表された63名に加え、計76名の日本代表選手がブダペストの地で熱戦を繰り広げる。

大会は日本時間19日(土)から27日(日)まで9日間開催される。