ロシアのプーチン政権に反対し、独立を目指す団体などが東京都内でフォーラムを開催したことをめぐり、ロシア外務省はモスクワの日本大使館に抗議しました。

このフォーラムは今月初めに都内で開かれ、ロシアから独立を目指す各地域の代表や、ウクライナ側で戦うロシア人武装組織の幹部らが出席し、プーチン政権崩壊後について協議を行いました。

これについてロシア外務省は7日、声明を発表し、フォーラムには日本の国会議員も参加していたとして「内政干渉の試みだ」と批判。

そのうえで、「岸田政権の同意がなければ開催されなかったはずだ」と主張し、在ロシア日本大使館に抗議したとしています。

声明では「挑発が繰り返されれば、報復措置を取らざるを得ない」と警告しています。

これに対し、在ロシア日本大使館は「当該行事は、日本政府が関与して行われたものではなく、そのような抗議をされること自体受け入れられない」と反論したとしています。