8月5日、JR大船駅の近くで電車と電柱がぶつかる事故が発生。当時、先頭車両に乗っていた乗客が緊迫した車内の様子を語りました。
電車の天井部分が剥がれて垂れ下がり、つり革も柱ごと床に落下。
5日夜、JR東海道線の大船駅近くで電車が電柱に衝突する事故がありました。これは先頭車両の映像。
乗客
「突然すごい大きい『バンッ』て音と衝撃がきて、同時に天井の方から火花が出て電気が落ちて」
衝突の直後には、停電した車内が騒然とする様子がうつっていました。
別の乗客が撮影した映像には、満員状態の中、タオルで顔を扇ぐ乗客の姿が。停電で空調も止まり、当時車内は“サウナのような状態”だったといいます。
乗客
「子供2人いたんですけど、結構汗かいていて、熱中症が心配だったので、うちわでずっと扇ぎながら」
事故からおよそ1時間半後、ようやく電車から脱出。線路に降りて駅への避難が始まりました。
警察によると、JR大船駅構内で垂れ下がった架線が電車の先頭車両に接触。それによって倒れた電柱が電車とぶつかり、停止したとみられるということです。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん
「(架線は)おそらく摩耗してしまったために切れた。東海道線の沿線は塩害、つまり潮風の影響を非常によく受けるので、そういうのでも摩耗が激しくなっていく」
原因は調査中ですが、JR東日本によると、電車とぶつかった電柱は事故の3日前の点検では異常はみられなかったということです。
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