東北学院大学の多賀城キャンパス跡地について、大学を運営する学校法人が大手住宅メーカーと売買契約を結んだことが分かりました。住宅や商業施設などを整備し地域の拠点づくりを目指します。
売買契約を結んだのは、学校法人東北学院と大手住宅メーカーの「ミサワホーム」、それに子会社の「東北ミサワホーム」です。
東北学院大学多賀城キャンパスの跡地は、敷地面積およそ11万4000平方メートルで、JR多賀城駅や市役所から近い場所にあります。

東北学院の入札に応募した複数の企業からミサワホームが優先交渉権を得て交渉を重ね、7月4日に契約締結に至りました。
東北学院は「ミサワホーム提案の事業計画が多賀城市のまちづくりに寄与できるものと判断し売却を決めた」と話しています。

ミサワホームは戸建て住宅や分譲マンションに加えスーパーやレストランなどの商業施設、保育や医療、スポーツ施設などを複合的に配置し、「多世代に魅力的な地域拠点」として整備する構想です。土地の引き渡しや着工、完成の時期は未定です。