非常に強い台風第7号は、11日11時には父島の東約80キロの北緯27度00分、東経143度00分にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の北東側440キロ以内と南西側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風は、暴風域を伴って発達しながら北上し、11日夕方にかけて小笠原諸島に最も接近する見込みです。台風は、その後も日本の南を北西へ進み、15日頃には強い勢力を維持して東日本や西日本に近づくおそれがあります。東日本や西日本では、14日頃から大荒れや荒れた天気となるおそれがあります。