ウクライナのゼレンスキー大統領は、北東部ハルキウ州の輸血施設がロシア軍によるミサイル攻撃を受け、死傷者がでたと明らかにしました。一方、東部の親ロシア派勢力は、ウクライナがクラスター弾を使用し、民間施設に攻撃したと主張しました。

ゼレンスキー大統領は5日、自身のSNSで北東部ハルキウ州のクピャンスクの輸血を行う施設が、ロシア軍による空爆を受けたと明らかにしました。人数は不明ですが、死者と負傷者が出ているとし、攻撃は「戦争犯罪」だと強く非難しています。

一方、ロイター通信は、ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派支配地域で5日、大学の建物が炎上したと伝えました。

ロシア側の当局者はウクライナ側の攻撃だとしたうえで、「殺傷能力の高いクラスター弾によるものだ」と主張しています。