どんな違反が“青切符”に?反則金は電動キックボードなど参考か

熊崎キャスター:
では、この“青切符”はどういうことが対象になってくるのか。いわゆる▼逆走や▼信号無視、▼歩行者の妨害となる危険な運転など、比較的軽微な違反に適用される方針です。当然、同じことをやっても“赤切符”になることはありますが、比較的軽かった場合は“青切符”が対象になるということです。

反則金については、電動キックボードの場合でみます。▼歩道徐行義務違反で3000円、▼信号無視(赤色等)が6000円です。そして▼携帯電話使用等違反、いわゆる“ながら運転”などが1万2000円。この電動キックボードなどを参考に、自転車でも検討していくものとみられています。

警察庁は8月30日から、有識者による検討会で議論を行うということです。取り締まりのあり方ですとか、自転車が利用しやすい道路交通環境の整備。自転車が通りたくても、違法で駐車していて通れないようなことも結構あると思いますので、こういったことの整備など、2023年内に提言を取りまとめていくということでした。
井上キャスター:
確かに車だけではなくて、これから自転車も取り締まるとなると、警察官側の負担や、人数をどう配置していくのか考えていかないといけません。
スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
あともう一つ、自転車を取り締まる方向だけでなく、どうやったらみんなで使えるか。自転車のメリットはたくさんあるわけですから、そちらをもとに検討するということですよね。それが前提ですよね。
ホラン千秋キャスター:
ただ、自転車はものすごいスピードが出ます。スピードが出ていて歩行者の方とぶつかって、歩行者の方が亡くなるという事故も大変たくさん起きていますので、いわゆる“青切符”に向けてというところで、皆さん一人ひとりが「自分はどう運転してるかな」というのを考え直すきっかけになるといいですよね。