石川県と言えば全国的にも有名な酒処。石川をはじめ北陸三県の日本酒の輸出量が2021年度に過去最高を記録しました。量に換算して1007キロリットルが輸出され、10年前約5倍に。


輸出先としては香港、シンガポール、中国、台湾、アメリカの順となっています。一方で、国内向けの出荷量は右肩下がりを続けています。

ここに来て日本酒の“ある商品”に俄然、注目が集まっていました。

金沢市の観光名所の一つ「ひがし茶屋街」。
コロナ禍を経てようやく大勢の観光客が戻り、賑わいを見せています。

金沢の観光地 ひがし茶屋街

この観光地の奥に店を構える酒店、「ひがしやま酒楽」
店には県内の地酒が豊富に揃い、店内で飲み比べも楽しめます。

ひがしやま酒楽
ひがしやま酒楽

▽ひがしやま酒楽店員
「アルコール度数もやさしい13度。飲みやすい感じの日本酒ですよ」

▽日本の観光客は
「石川県の酒は美味しいです。飲みやすいですね」
▽外国からの観光客は
「おいしい味がとてもいいです。日本の他で飲んだお酒よりも特に口当たりがなめらかです」

日本酒と言えば1升瓶や4合瓶がお馴染みですが、今、観光客に人気なのが…

▽観光客
「一晩で飲み切れる。ちょうどいいサイズを探してました」

300ミリリットルの小瓶、買う側のニーズにも合うようです。

人気が高まっている300mlの小瓶

▽ひがしやま酒楽 店主 井波成英さん
「観光客がメインなのであまり手荷物にならないように、こういった小さな300mlの小瓶がけっこう売れてます」

ひがしやま酒楽 井波成英店主

▽観光客
「持って帰るのも大変。小さいのいっぱい買って楽しんだ方がいいかな」
「300mlなので良いものでも安く買える。そういう意味では高いものを買っていく」