南米ペルーで、地球の歴史上最も重い動物だった可能性がある巨大な生物の化石が発見されました。

南米ペルーで2日に公開されたこの巨大な物体。

実はこれ、およそ3900万年前に生息していた古代クジラの脊椎の化石です。それぞれの脊椎の重さは100キロ以上で、肋骨はおよそ1.4メートルにもなります。

AP通信などによりますと、公開された化石はイタリアなどの国際研究チームが科学雑誌「ネイチャー」に発表したものです。

化石は、およそ3900万年前に生きていたクジラの一種のもので、体長はおよそ20メートル、体重は85トンから340トンにのぼるとみられています。

研究チームは、このクジラの一種は、地球史上、最も重い動物だった可能性があると分析しています。