お得に旅ができる都民割。
東京都は都民に対する観光支援策、「もっとTokyo」を6月10日から再開すると発表しました。
前回用意数がすぐになくなった人気の施策について、専門家と共に分かりやすく伝えます。

■1泊あたり5000円補助 子どもはさらにお得に


東京都内での旅行代金を補助する観光支援策「もっとTokyo(都民割)」が、6月10日から7月31日まで試験的に再開されます。

≪対象≫
東京都民
ワクチンを3回接種している、もしくはPCR等の検査で陰性の人
※PCR検査・抗原定量検査:旅行・宿泊開始日の3日前以降のもの
      抗原定性検査:旅行・宿泊開始日の前日以降のもの

≪助成額≫
3000円以上の日帰り旅行・・・1人1回あたり2500円
6000円以上の旅行・・・・・・1人1泊あたり5000円
18歳以下の子ども ・・・・・1人あたり1000円上乗せ

利用回数の上限はなく、連続5泊まで使えます。
4人家族が1泊2日の旅行をした場合(子どもが16歳・13歳)
1人1泊7000円のホテルに宿泊すると・・・

通常
7000円×4人=2万8000円

もっとTokyo(都民割)を利用すると・・・ 
大人 5000円×2人 1万円引き
子ども6000円×2人 1万2000円引き

▶6000円で4人全員宿泊が可能

子どもの割引の拡充について、小池知事は次のように話しています。

東京都 小池百合子知事:(6月3日)
コロナ禍で家族旅行を控えたり、修学旅行、遠足なども中止になるなど、子どもさんも色々な思いを抱いてこられたと思うんですね。
こうした子どもたちが、今回の1000円の助成によって、家族や友人同士で連れ立って旅行に出るきっかけになるということを期待しております。

■前回はすぐに売り切れ 発売日の動きは 

今回はあくまで試験的な運用で、25万泊分の用意があり、なくなり次第終了ということです。さらに8月以降も続けるかは、感染状況や、国のGoToトラベルの動きも踏まえて検討されます。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
6月10日の正午から発売開始ということで、取れればその日の夜から使えます。今回25万泊分ということで、2年前に1回実施した時が40万泊でその時はすぐに売り切れましたので、今回もすぐになくなるのかなと。県民割やブロック割りは、他の地域では最大半額というルールがあるんですが、「もっとTokyo(都民割)」は、基本的に東京都の予算でやっている。6000円の宿でも5000円助成してくれる、子どもだったら6000円まで助成してくれるということで、安い宿に関しては、割引率が特に高くなる。

ーー対応の宿泊施設はどういう形で発表されるんですか?

鳥海氏:
発売の日の正午、サイトに宿泊施設の一覧が掲載されます。また、楽天トラベルや一休などの宿泊予約サイト、旅行会社、そういったところでも発表される予定になっています。

ーー基本的には東京都内のホテルですか?

鳥海氏:
そうです。大島、新島、八丈島、小笠原も含めて、東京都内は全て入るということになります。

落語家 立川志らく:
23区内だとどこに旅行をするんだって気にもなるんだけど、小笠原とか奥多摩とかいろいろと旅行に行ける場所がありますからね。

恵俊彰:
23区内でも、良いホテルが少しでもお安くなれば楽しめるかもしれないですね。

コメンテーター 松尾依里佳:
以前のGoToは割引率みたいな感じだったので、高いホテルほどお得な感じでしたけど、このぐらいプチプラなお値段で行けるんでしたら、ちょっと遊びに行って、帰りに混むから泊まって帰ろうかとか、そういうこともできますよね。

恵俊彰:
利用するには知っておかないとね、この情報は。

(ひるおび 2022年6月6日(月)放送より)